アンモニア冷媒冷凍機「ブルーアストラム」

アンモニア冷媒の特性

冷媒としてのアンモニアは古典的なものです。100年以上前から使用され、かつて製氷工場やアイスキャンデー工場でアンモニアの匂いがしたというのは、ある種懐かしさを持って語られることさえあります。しかし毒性や刺激臭があるため、日本では1970‐80年代にフロンガスへの転換が図られました。その後2000年代に入り、フロンガスがもたらすオゾン層破壊や地球温暖化の問題が取り上げられるに至り、世界中でアンモニアが再評価されています。なぜならアンモニアは、オゾン層破壊係数と地球温暖化係数が共に0の究極の環境冷媒だからです。また冷媒としての効率はR22を上回って最高水準にあり、冷凍機の省エネルギーを実現します。使用できる温度域も-45℃の低温域から0℃以上のプラス温度域まで幅広い用途に対応できます。

ヨーロッパの産業界では、大型の設備の冷却には一貫してアンモニアを使用してきました。アンモニア冷凍機の効率を高める技術や、冷媒と油を分離する技術、冷媒漏えいを防ぐ技術などは、ヨーロッパではさらに発展を遂げています。

日本熱源システムでは、世界的な冷凍機メーカーであるドイツのGEA社と20年に渡り技術提携しています。GEA社は早くから自然冷媒の冷凍機の重要性を提案し、アンモニア冷凍機、CO2冷凍機の最新機の開発を行ってきました。日本熱源システムはGEA社と協同して、新しいアンモニア冷凍機を提案します。

アンモニアは成績係数の
優れた冷媒

グラッソスクリュー圧縮機 S-5型

Tc:40℃ Te:0℃ 100%運転時(R22を100%とした場合)

自然冷媒とフロンガスの特性比較

代替冷媒の
特性比較
自然冷媒ハイドロフルオロカーボン(排出規制冷媒)生産規制冷媒
アンモニアR134aR404AR507R22
ODP 0 0 0 0 0.055
GWP 0 1300 3850 3900 1700
CO2排出量 87% 110% 119% 116% 100%

ODP:オゾン破壊係数
GWP(100年間):地球温暖化係数
CO2排出量:(電気使用に伴う)=電気使用量×CO2排出係数(0.38)